【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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158: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/17(月) 04:33:35.56 ID:VbCE5XXv0
『外側バルーンには半径50ミリの穴が、既に等間隔で開けられています』

『内側バルーンの一箇所にでも穴が開けばいいからな。簡単な仕事だ』

『……甜花、本当に何もしなくていいのかな?』

『仕方がないわよ。割り振りが決まったのは、代役を探してる時期だったから』

『裏側……? あ……』

『言い方が悪くなるけど、ハリボテみたいな物ね』

『アナタの射撃精度には及ばないわ』

『エアガンを……お守り代わりに、しようかと思って……』

ピースが順番に埋まっていく。

敷き詰められて、一枚の風景を描き出す。

それは、あの日の縁日だった。

幼いなーちゃんが自分の手を引いて、屋台の奥にある宝物を指差す。

そして言うのだ。

だからその前に、もう一度だけ自分に問おう。

それなら自分は、どうすればいい?

『あまなもね。あれがほしいの』

『だから、うって! あれにあてて、てんかちゃん!』



思考はクリアに。

視界は現実に戻って来た。

もう迷う必要はない。

自分はなーちゃんに、最高の舞台を見せるのだ。

甜花「甜花になら……」

甜花「甜花になら、出来ることがあります!」


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