4: ◆GO.FUkF2N6[sage saga]
2018/12/03(月) 17:50:19.70 ID:HUwosoqi0
「ママ! あたしも大人になったら、ママみたいなおかあさんになれるかな?」
ごはんを食べ終わったあと、ママのお膝に飛び乗ってそんなことを聞いてみた。
そうね、と顎に手を当て目を斜め上に向けながら、しばらく考え込んだあと、
「わからないわ」
やっぱり柔らかい笑顔でそう言った。
「賢い子だからパパみたいな学者さんになってるかもしれないし、こんなにかわいいんだもの。売れっ子のアイドルになって、モテモテになってるのかも!」
いつものようにあたしの頭を撫でたあと、
「あなたには無限の可能性がある。どんなことだってきっとできる。だからね志希」
ぎゅっとあたしの体を抱きしめて、囁くように言った。
「自分の好きなこと、やりたいこと、自由に楽しく生きなさい。そんなあなたを理解してくれる人はきっといるはずだから、ね」
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