【ミリマス】チハヤ「さあ、みんな。お茶会にしましょうか」【EScape】
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67
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 20:48:09.38 ID:c8byziSW0
その表情は……今まで見たことのない、まさに『チハヤ』の表情でした。
あの人とは違う、アンドロイドのチハヤ自身の表情でした。
それはきっと、チハヤが自分で、彼女自身を受け入れられたということ。
そしてその表情を私たちも、とても穏やかに受け入れられています。
以下略
AAS
68
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 20:50:44.34 ID:c8byziSW0
シホ「さて、と。それじゃあ……これ、どうする?」
問題がすべて解決したことを確認し、
シホは吐息交じりにテーブルの上に置かれたポットとカップに目をやりました。
同時に、リビングにお掃除ロボットが入ってきます。
以下略
AAS
69
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 20:54:41.19 ID:c8byziSW0
シホ「そうね……いいと思うわ。私は賛成よ」
ミズキ「私は、高級なお茶の葉とお茶菓子を候補の一つに挙げます。
特別な高級パーティ……。ちょっとだけ、興味があります」
以下略
AAS
70
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 20:55:54.30 ID:c8byziSW0
チハヤ「……猫……」
……え?
そう声を重ねたのは、私とツムギです。
以下略
AAS
71
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:03:45.84 ID:c8byziSW0
チハヤ「え? いえ、なんとなく……。お掃除ロボットを見て、ふと思いついたの」
シホ「お掃除ロボット……? どういうこと? 特に猫とは関係ないように思えるけど」
チハヤ「……言われてみればそうね。どうして、私……」
以下略
AAS
72
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:05:25.38 ID:c8byziSW0
私の体の内側がドクンと脈打ったのが分かりました。
チハヤはまた俯き、そして、よろけるように椅子に腰を下ろしました。
シホ「チハヤ……? どうしたの?」
以下略
AAS
73
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:06:50.36 ID:c8byziSW0
2人の視線も言葉も、その時の私の意識の外でした。
私の目にはただチハヤの姿しか映っていませんでした。
ただ、次にツムギから発せられた声は、私の耳にも届きました。
ツムギ「にゃ……にゃー、にゃー……!」
以下略
AAS
74
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:09:26.40 ID:c8byziSW0
それはチハヤの手でした。
チハヤが俯いたまま手を伸ばし、私たちの手を握っていたのです。
『もうやめて』
以下略
AAS
75
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:14:02.94 ID:c8byziSW0
チハヤ「……ミズキ。ツムギ……」
私の呼吸が止まりました。
その声。
以下略
AAS
76
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:16:02.64 ID:c8byziSW0
ミズキ「ッ……!!」
瞬間、私はチハヤに思い切り抱き着きました。
そして……
以下略
AAS
77
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:21:11.96 ID:c8byziSW0
私は小さな子供のようにチハヤに抱き着いて泣き続けました。
そんな私の頭を、チハヤは優しく撫で続けてくれました。
それがしばらく続いて、
チハヤ「……もう、落ち着いたかしら」
以下略
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