1:名無しNIPPER
2018/11/26(月) 23:39:23.46 ID:CGh/f9XA0
ある時、提督は外の空気を吸おうと鎮守府の周りを散歩することにした。
道を歩いていると、艦娘たちが「おはようございます。提督」と挨拶をしてくれる。中には駆け寄ってきて自分が焼いたクッキーを渡してくれる娘もいた。
提督と彼女たちの関係は良好であった。それは常日頃から誠実にこつこつと仕事をこなし、信頼を築いたゆえにであった。
「しかし、ここは案外人通りが多いな。単なる脇道だと思っていたから、今度改めてここの整備を十分にしてもらおう」。
提督はふと上を見上げる。鎮守府の屋上が空を切り取っていた。こんな感じだったか? と気になった提督は屋上が良く見える位置に移動し、再び眺める。
人が飛び降りるのに丁度良い屋上だなと思った。すぐさま提督は疲れでも溜まっているのかと自問する。どうしてこんな不吉な感じを持ってしまったのか。
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