13: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:47:43.42 ID:4QLiHviq0
しかし、ずっと気にかかっていることがある。
あの手帳にあった3Luxuryというユニット名。
そしてあるはずのないユニット名が口をついて出てきたこと。
14: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:49:14.84 ID:4QLiHviq0
「どうしたんですか? 少し疲れてます?
あの、悩みがあったら言ってくださいね」
15: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:49:56.55 ID:4QLiHviq0
「私達4人で3Luxuryなんだから、なんでも言いなさい?
4Luxuryよ、プロデューサーも入れて」
16: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:51:24.85 ID:4QLiHviq0
「あのさ……俺ら本当に4Luxuryじゃなかったっけ」
17: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:52:15.18 ID:4QLiHviq0
「わかってる。ありがとう。でも俺が今言った4Luxuryの4は
俺を入れた数字じゃなくてもうひとり別の……」
18: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:53:03.05 ID:4QLiHviq0
「あのね! ……私も今、冗談で4Luxury、なんて口にしたけど、
その時……なんか変な感じがしたの。その……やけにしっくりきたというか」
19: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:53:53.81 ID:4QLiHviq0
俺はこのみさんに喰らいつくように喚く。
その様をすぐに歌織さんが間に割って入って止められてしまう。
そこで俺もハッと我に返る。
20: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:55:35.86 ID:4QLiHviq0
このみさんは自分の喉元を指差しながら
困ったように眉をハの字にして笑ってみせてくれた。
21: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:57:39.47 ID:4QLiHviq0
「いや、何も本当にある記憶かどうかも決まったわけじゃないわよ」
22: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:58:19.01 ID:4QLiHviq0
口をついて出たこの言葉を聞いた瞬間、
部屋に居た全員が脳に電撃を喰らったような衝撃を受ける。
23: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 21:58:55.89 ID:4QLiHviq0
風花さんが落ち着かない様子で息を取り乱す歌織さんを支える。
そうしているが、風花さんも取り乱していているのが分かる。
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