24:名無しNIPPER
2018/12/06(木) 23:08:42.63 ID:HwC0FNWd0
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食蜂「ぜぇぜぇ……こ……これで終わりよねぇ?」
上条「お前……未だに運動音痴だったのか……」
食蜂「う……うっさいわねぇ……そ……それが……恩人に対する……言葉……なのぉ???」
上条「その事については心底感謝しているんだが、
ただ、あの公園から大して距離も無かったはずなんだけどなぁ……」
食蜂「はぁはぁ…………と」
上条「と?」
食蜂「というか何で特売品を狙ったのよぉ!!!
こっちは奢るって言ってんだから有り余ってる通常価格の物を買えばいいじゃない!!
後何店舗も回る必要もないわよねぇぇ!??」
上条「お、落ち着け。いつもの癖でつい……」
食蜂「…………」
上条「で、でも見たまえよ食蜂君。苦労して手に入れた食材は輝いて見えないか!?」
食蜂「全く見えないわねぇ。むしろ傷ついてるわぁ。あれだけぶつかり合ってたのだから当然だけどぉ」
上条「うっ、そ、それならこの食材達が料理に昇華する所を見にくればいいだろ!
上条さんのお袋さんスキルによって絶品家庭料理に生まれ変わる姿をな!
大事なのは見た目じゃないって事を思い知らせてやるよ!」
食蜂(これほど情感力皆無な誘い文句も珍しいわよねぇ……。警戒されることはないだろうから
意図して言ってるなら中々役者だわぁ……まぁ、ありえないけど)
食蜂「……止めておくわぁ」
上条「えっ? 何で?」
食蜂「そろそろ門限も近いし……それに」
食蜂(何より嫉妬丸出しで無様力全快な姿は見せたくないもの……)
上条「あー、そっちは門限があるのか…………」
上条「なら昼間だな! 次の土曜日でいいか?」
食蜂「ちょ、ちょっと強引すぎるわよぉ! これじゃあ結局同じ結果に……」
上条「同じ結果って?」
食蜂「え、えっとぉ……」
上条「あー……その問題があったか……。うーん……ま、まぁ、それも当日までに何とかする!
何にせよこのままこのまま引き下がるわけにはいかないからな!
庶民代表として特売品でも工夫次第でいかに美味しい物が出来るかその舌に教えてやるよ!」
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