2:名無しNIPPER
2018/11/23(金) 23:57:59.28 ID:pnTYBGHR0
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食蜂「うぅ……ぐす」
上条「あ、あのぅ、何か気に障るような事言いました? 上条さん全力で謝りますので
なにとぞお許しいただけないでしょうか……周りの人の視線が辛くて……」
食蜂「ふ……ふふっ……。こうやって普通に話してるだけでこんなにも昂るなんて……。
結局、私も普通の女の子だったってわけねぇ……」
上条「お、お姉さん? どこかおかしいなら病院で診てもらいます? ここの医者は
凄腕だからきっと精神病でも治してくれるはずだけど……」
食蜂「その失礼極まりない発言も今は心地良いのだから不思議よねぇ、
乙女力全開中なんだろうけどぉ」
上条「あの……本当に大丈夫か?」
食蜂「えぇ、ちょっと取り乱しちゃったけど、大丈夫よ。上条さん☆」
上条「ほっ……。あれ? 俺、名前言ったっけ?」
食蜂「もぅ。確かに1年前だけど、あんなに衝撃的な出会いを忘れちゃ駄目なんだぞ☆」
上条「ん、んん? 1年前? こんな豊満なお姉さんとの出会いなら覚えているはずなんだけど……」
食蜂「体型でしか判断されないのは腹立たしいけどぉ……。
まぁ、あの頃がちんちくりんだったのは認めるわぁ。でも、今じゃ素敵なお姉さんになったでしょ?
ねぇ、『交差点食パン激突山頂のナンパ男』さん?」
上条「!? そ、その忌々しい呼び名は! も、もしかして……食蜂なのか?」
食蜂「改めて、お久しぶりぃ☆」
上条「う、嘘だ……。あんなお子様ボディな食蜂がこんな劇的な進化を遂げるはずが……」
食蜂「ふふん。この1年で成長したのよぉ。体も……心もね」
上条「信じられん……。あの食蜂がなぁ……」
食蜂「お眼鏡に適ったかしらぁ☆」
上条「いやー、立派になったなぁ……。何というか上条さん感動しちゃいました。
人ってこんなに育つものなんだって」
食蜂「もうお子様じゃないんだぞ! そろそろ目線を同じ高さに合わせなさいよぉ!
せっかく大事な話があるっていうのにぃ!」
上条「悪い悪い。俺の中ではあの時の食蜂で止まってるからな」
上条「それで? 話ってなんなんだ?」
食蜂「そ、それはぁ………」
食蜂「い、いい? 一回しか言えないだろうから、よく聞いておいてねぇ?」
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