10: ◆xxLVUHZFyEbH[sage saga]
2018/11/23(金) 22:21:33.04 ID:VkJ2I7r5o
プロデューサーが外出するのを確かめて、美希が口を開いた。
「そういえば、あの人はミキにつく前は春香のプロデューサーさんだったんだよね」
「うん、そうだよ?」
「どうして、春香から離れてミキのところに来たんだろう」
「うーん、何というか、見捨てられちゃった?」
「女の敵なの!」
「美希、冗談だよ冗談!」
美希が憤慨して立ち上がると、春香は口元に手を当てて慌てたような表情を浮かべた。続いて、小鳥がなだめるように言った。
「美希ちゃん、それは社長の考えとか、色々あって。私からも詳しくは言えないんだけど、プロデューサーさんは春香ちゃんを見捨てたわけじゃないから」
「そうだよ美希、何というか、事情があるんだよ。私はプロデューサーさんがいなくても何とかやれてるから」
「そうなの?」
「うん、それに、私はプロデューサーさんを信じてるから」
「どうして信じられるの?どうせ、いきなりいなくなったんでしょ?」
「美希ちゃん、落ち着いて、ね?」
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