89:名無しNIPPER
2018/11/28(水) 23:05:09.21 ID:QsUAHMuA0
彼だけではない。
学校の周囲のあちこちで破裂音がなり、次々とボーダー本部に隊員たちが強制脱出させられていく。
弾速を優先したアステロイドは、今まさに撃とうとした彼らに防御する暇さえ与えなかった。
荒船『穂刈、半崎、無事か!』
元アタッカーである荒船は、瞬時の判断で撃つのをやめ、なんとか攻撃をかわしていた。
半崎『無事……じゃないすね。利き腕もってかれました』
穂刈『やられた。足だ……』
先だっての大規模侵攻において、荒船隊は同じような状況を経験していた。その経験がとっさに回避を選ばせ、かろうじて直撃は免れたのだ。
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