ハルヒ「意気地なし!」キョン「俺はやる気がないだけだ」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/11/20(火) 22:16:07.31 ID:ZMsgH7zP0
みくる「お待たせしました。どうぞ」

しばらくして、部室のドアが静かに開いた。
そこには天使が立っていて、胸が高鳴る。
聖・天使、朝比奈みくる、降臨。最高だね。
完璧なメイド姿となった朝比奈さんに招かれて、俺は誘蛾灯に引き寄せられる羽虫のように入室した。可愛らしいメイドカチューシャが乗った頭頂部からつま先まで、じっくり眺める。
これぞメイドであり、これこそがメイドだ。
もしも将来、秋葉原なんぞにわざわざ出向いてメイド喫茶に入る機会が訪れたとしても、俺の目にはそれがパチモンとしか映らないだろう。

ハルヒ「何ジロジロ見てんのよ」

眼福とばかりに凝視していると、ハルヒが文句を言ってきた。うるさい奴め。見るだけなら罪には問われないのだから放っておいてくれよ。

ハルヒ「あんたの存在自体が罪よ。そんなことより、キョン。ちょっとこっちに来なさい」

原罪なんてのはとっくの昔に許された筈だ。生まれながらの罪人などこの世には存在しない。
そんな正論をぶつけてやろうとハルヒの席まで出向くと、口をへの字に曲げて腕組みをした団長は、ジト目でこちらを睨んで、怒鳴った。

ハルヒ「なんで覗かないのよ、バカキョン!」

そのあまりの物言いに、言葉を失ってしまう。
覗いて叱られるならともかく、覗かないで叱られるなどありえない。理不尽ここに極まった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
28Res/27.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice