まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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52: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:53:57.91 ID:TX6juVmuo

岡部「……ッ」


 いや、何を驚いているのだ、鳳凰院凶真。そうなって然るべき。というか、そうなるようにしたのは、この俺じゃないか。
 昨晩記憶を消去した後、紅莉栖は言っていた。人格についてはどうなるかわからない。意識や記憶と同様にクリーンでフラットな状態になってしまうのか、はたまたそのまままゆりの人格が残るのか。
 あるいは、全く別の人格が宿るのか。


紅莉栖「ハロー、まゆり。って、自分が誰なのかもわからない、か」

ダル「うお、これマジで記憶喪失になってるん?」

まゆり「えっ……えっと……」プルプル


 まゆりの顔はみるみるうちに恐怖モードへと推移していった。考えてみれば当然だ、朝起きたら目の前に見ず知らずの悪の組織の女幹部とHENTAIを具現化させたようなキモオタが横に寝ていたのだからな。


紅莉栖「岡部、自分のことを棚に上げてなにか失礼なことを考えてない?」ニコ

岡部「それより、まゆり。落ち着いて聞いてほしい。俺たちは、みなまゆりの仲間だ。だから――」

まゆり「あの……ま、まゆり、って……誰、ですか……?」プルプル

岡部「まゆりとは、ラボメンナンバー002、椎名まゆりのことだ!」

まゆり「ラボ……メ……えっ?」プルプル

紅莉栖「ああもう、ややこしくするな! 貴女の名前よ。まゆり」

まゆり「私の、名前……?」キョトン



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