22: ◆30lx83ehPU[saga]
2018/11/21(水) 07:53:10.87 ID:Km70SAEhO
ある日の朝、大崎甘奈が大崎を連れて登校してきた。
これ自体は珍しいことじゃなくて、大崎甘奈は毎日眠そうに目をこする大崎の手を引いて一緒に登校してくる。
そうやっていつものように大崎をこのクラスに運んできた後、教室を出るときにこちらにヒラヒラと手を振ってきた。
これには一緒に話していた友人も騒然。
「いっ、今、甘奈ちゃんがこっちに手を振ったぞ!俺に手を振ってきた!!」
「いやいやいや!僕に手を振ったんだよ!ちゃんと見てなかったのか!」
(…俺なんだよなぁ)
そう呆れながらヒラヒラと手を振り返す。挨拶するだけでこの騒ぎようとは、人気者は大変そうだなと改めてそう思う。
30分後、隣の席の大崎に手を振っただけだったことに気付いて顔を真っ赤にしながら大崎と同じように机に突っ伏して寝た。
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