51: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 21:03:53.65 ID:Nn2yIfhz0
重い足取りを一歩一歩進め、教室への道程をゆく。
しかし、十数歩歩いたところで、後ろから「冷泉さん」と声がかかった。
「……私と同じ大学に来ないの?」
――――。
「私とお前では学力に差がありすぎるだろう」
からかうような口調で言ってやると、背後からは「な、なによレマコのくせに!」と、罵倒にならない罵倒が放られた。
足取りが、少し軽くなるのを感じた。
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