30: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:26:06.78 ID:Nn2yIfhz0
私が言うと、カトラスは呆れた様子で息を吐く。
「……まぁ、さっきも言った通り、こういうのは人それぞれ。しっかり自分の頭で考えな」
そう言って、カトラスはワイングラスを磨く手を止め、こちらへ手を伸ばした。
気付けば空になっていたメロンソーダのグラスが、カトラスの手で持ち上げられる。
「おかわりいる?」
他人に頼らず、もっと糖分を取って考えろとでも言いたいのか。
本当に、余計なお世話だ。
「――いらない。沙織に怒られるからな」
「なにそれ」
少し腹が立って返してやると、カトラスはふっと笑い、隣のラムが「あっはっは」と快笑した。
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