彼女は窓フェチの変態だった
1- 20
14: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/12(月) 20:57:14.87 ID:/ibNvBIF0

――
――――――――
 窓から朝日が差し込んでいる。
 奇妙な夢を見たなと思いながら、俺は体を起こした。現実感が精神に馴染んでいく。

 顔を洗い、昨日買っておいたコンビニのサンドイッチを冷蔵庫から取り出して食べた。
 そそくさとスーツに着替えて玄関へと向かう

 1人で住むには少し広い部屋から出ると、見慣れた街並みが視界に広がった。
 マンションの6階からの景色。
 いつも見ている風景なのに、何かが足りないような、何も変わっていないような、変な感覚だ。

 玄関のドアのすぐ横には、小さなつる植物の鉢を置いている。
 葉っぱは全てハート型だ。確か、ホヤ・カーリーという名前だった。
 植木屋や雑貨店に行くと、この葉っぱを1枚に千切って植木鉢に植えたものが、ラブラブハートという名前で売られているのをよく見かける。

 なんでこんな可愛らしい植物育ててるんだっけと思いながら、俺は会社へ向かった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
174Res/112.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice