125: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/18(日) 23:53:25.71 ID:BvLf2b/j0
中学生の頃のことだ。
俺と璃奈は一緒にARPGをプレイしていたのだが、璃奈がぞっこんになっていたキャラクターが死んでしまった。
彼女は『こんな運命変えてやる!』と言い、その日から夢小説を書くようになった。
内容はよくある、自分の分身と好きなキャラを恋愛させるやつだった。
おいおい俺達は付き合い始めたばかりだぞ、早速それかよ……と俺は突っ込みたくなったのだが、二次元への浮気は浮気にカウントしないというのが俺達のルールだったので、俺は何も言わなかった。
でもちょっと切なかったな。まあ俺も二次嫁はいたからお互い様だ。
「流行りの異世界召喚とか、転移とかも実在しうるのか?」
「あるかもしれないけれど、異世界への移動には膨大なエネルギーを要するからね。かなり難しいんじゃないかな」
可能性があるというだけでもちょっとわくわくしてしまった。
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