141:名無しNIPPER[sage]
2018/11/14(水) 18:05:10.08 ID:Y/T4qpNB0
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友英高校、昼休み。
屋上。
雨零(柵の向こうってこんなに怖いんだ……)
雨零「大丈夫。これで全部解決するんだから!」ガクガク
ビュッ、バンッ!
雨零「――ッ!?」
勇者「なんでそんなとこに立ってんだ、お前」
雨零(いつの間に……)
雨零「な、何の用よ?」
勇者「この高さからなら、どう落ちても死ぬぞ」
雨零「だから何? 死ぬつもりなんだから当たり前じゃない」
勇者「何言ってんだよ」
雨零「うるさい!」
勇者「いいから、こっち来い」
雨零「いや!」
勇者「なんで、何があった」
雨零「もう、楽にしてよ」
勇者「教えてくれ、何があった」
雨零「話したら、あんたは自分のことを責める。だから言わない」
勇者「良いから、教えろ」
雨零「言わないって言ってるでしょ! いいからどっかに行ってよ」
勇者「俺のことなんか気にすんな。ほら、話してみろ」
雨零「も、もう……あたしに優しくしないでよ」
雨零が座り込む。
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