25: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2018/11/03(土) 19:31:20.54 ID:1iL2fWn50
時子「フン、せいぜい、自由なこの時間を満喫しておくことね。イブが過ぎたら、ゆっくりとしつけてあげる」
苛立ちをぶつけるように残したその言葉が、廊下に響く。
残響を背にして私はその場を立ち去る。
気にくわない。
あの目。
アイドルを使って、世界を面白くする――あまりに荒唐無稽で身の程知らずな願い。
何もかもを欲しがる彼は、決して満たされることのない、貪欲な生き物だ。
そう、まるで、常に飢え続ける豚のようだと、私は思った。
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