13: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2018/11/03(土) 16:57:38.73 ID:1iL2fWn50
同じようにただ黙って彼を睨めつけていると、彼は何を思ったか、ほんの少し頭を垂れ、捧げるようにハンカチを私の前へ差し出した。
一瞬呆気にとられ、変な感覚が全身を走った。私はなるべくその様子を見せず、冷たく言い放つ。
時子「……どうも」
あまり愛想を良くして、調子に乗られても迷惑だ。
……なのに、相手はこちらから視線をはずそうとしない。
時子「下衆い視線でじろじろと……不躾な目で見る人ね。何か?」
男「ああ、すみません。ただ……良い靴ですね」
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