男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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196: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/12(月) 17:30:52.61 ID:8qMeLV5G0

村長「しかし、それで諦めるワシではない。少しずつ布教活動を繰り返して、最近では――」

女友「それで私たちが女神様の遣いというのはどういうことなのでしょうか?」

男(女友が村長の言葉に割り込む形で質問する。放っておけば自分の過去を語り出す村長の扱いを徐々に分かってきたようだ)



村長「おう、その話があったな。それは女神様が亡くなる最期の言葉のことじゃ。有名な話で、代々伝えられたそれが……こうじゃ」



村長「『災いはまだ終わっていない。この大陸に再度降りかかる。しかし心配はいらない。その時には我が遣いがこの世に召喚され防ぐであろう』……とな」



女友「それは……どういうことでしょうか……?」

村長「ワシにも分からん。こう言っては罰当たりかもしれんが、当然ワシは災いも女神様もこの目で見たことはない。太古の昔、教えの中の存在なのじゃ」

村長「抽象的な、こう概念だと思っておったのが……こうして女神の遣いが目の前に現れたことでワシも驚いているというのが正直なところじゃ」

村長「そして同時に女神の遣いが現実だったということは……」



女友「災いだって現実に起きてもおかしくない……というわけですね」



男(災い……石碑にこの世界を救うとは、再び降り注ごうとするその災いを防ぐということなのだろうか?)




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