高峯のあ「牛丼とか……言ってる場合じゃない」【番外編A】
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95:☆L ◆AL0FHjcNlc[saga]
2019/12/05(木) 00:49:56.97 ID:JLsu4+2l0

美嘉「あの『寡黙の女王』でしょ?」

周子「ま、まあ、ね? き、興味が無いなら仕方ないよね? ね、奏ちゃん?」

奏「……」

美嘉「銀髪で無表情で不思議なオーラがあって……」

美嘉「24歳、独身。住まいは都内のアパート、隣部屋には高垣楓さん、岡崎泰葉さんが偶然にも入居中」

美嘉「入社したのは約9ヶ月前。街中で事務所のプロデューサーにスカウトされ現在に至る。もともと歌唱・運動能力などの基本的な技能はかなり高水準であり上達も早く、あの『マスタートレーナー』青木麗さんも太鼓判を押すほど」

美嘉「最初の仕事は秋コーデの特集誌。そこで初めて寡黙の女王という呼称が使用される。事務所では美波ちゃんや美優さんや真奈美さんが接触し、彼女らも少しずつ親睦を図ろうとするが打ち解けるまでには至らず、孤高の女王は、いつしか事務所で孤独の存在に」

美嘉「しかし、みくちゃんやアーニャちゃんとの共演を皮切りに、少しずつ仕事も増えCDデビューにまで至り、LIVEバトルでもあのロック・ザ・ビートと肉薄する演技を披露する。類は友を呼ぶ如く、『神秘の女神』高垣楓さんと邂逅し昵懇の間柄かの様子が確認される」

美嘉「感情の読み取りにくい美貌と、鮮やかな銀の髪をなびかせる、類まれなる容姿の持ち主。その端麗な容姿を活かして広告媒体・雑誌モデルでの仕事を中心に、いわゆるモデルアイドル方面での活動を行う人物」

美嘉「悠然として、その刺すように冷たい視線はやはり寡黙の女王の通り名に恥じぬ気品と凄味があって、でも時折覗かせる悲しい表情はどこか慈愛を漂わせ私達の心を擽りつつ優しく包むような印象を思わせる」

周子「(───!?)」

美嘉「……そんな寡黙の女王が、ね? まあSランクであるアタシに心惹かれちゃうのも仕方ないよね〜★」

美嘉「いやさ、アタシは興味ないよ? けっこういい腹筋してたし脚も締まってたし胸も柔らかかったし、めちゃ美人だけどね?」

美嘉「ホント興味ないんだけど、でも、その、ね? 向こうが友達になりたいって言ってるし? コーデもお弁当もパクってるし、きっとツイッターもインスタもガン見に違いないんだと思うし?」

美嘉「この間、りり、莉嘉も確かサイン欲しいって言ってたっぽい気がしないでもないでもないし、確かに美人で後光も差してるカンジでこりゃ女が惚れても仕方ないなって思けど、まあアタシの方がランク高いし?」

美嘉「カリスマギャルからしたら寡黙の女王なんて吹けば飛ぶようなアレだけど、ね、その………、向こうが友達になりたいっていうんだから仕方ないからなってあげても………てかアタシまだ本人と碌に会話してないケド」

美嘉「いや、それは向こうがSランクのアタシにきっと緊張してるからしょうがないよね。断じてアタシが緊張してるわけじゃなくて、そもそも向こうが友達になりたいってDM送ってきたんだし、『まずは』お友達からって………致し方ないよね?」

美嘉「要するに、アタシは全く興味ないんだけどね!」

美嘉「───って!?」

周子「うわっ! 奏ちゃん!?」

フレデリカ「さあ始まりました! 第一回キャットファイトinプロダクション、解説は志希先生をお呼びしております」

志希「速水選手、猫というよりも野獣のように組みつきましたねー。城ヶ崎選手、早くも防戦一方の様相を呈して来ました」

志希「キレている、キレている速水選手。その怒りの矛先は明らかに城ヶ崎選手に向けられていますが、その原因は全く分かりません」

フレデリカ「きっと女の子の日なのでしょう」



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