高峯のあ「牛丼とか……言ってる場合じゃない」【番外編A】
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66:☆1/2 ◆AL0FHjcNlc[saga]
2019/12/05(木) 00:18:43.55 ID:JLsu4+2l0
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【事務所 カフェ】


菜々「えっ! 高峯さん!」

のあ「……!」

菜々「あれっ? えーっと」

菜々「もしかしてアルバイトですかぁ?? 制服、すっごく似合ってますよぉ♪」

のあ「………ええ」

菜々「(あれ。リアクションが薄い……)」

菜々「(正直この方とあまり絡んだことは無いし、ファーストコンタクトは………うぅ、思い出したくもない)」

菜々「(未だに菜々がネグレクトを受けている可哀想な子と思っているんでしょうか?)」

菜々「(……ともあれ)」

菜々「ナナもここで働いているんですよ♪ もし分からないことがあったら何でも聞いてくださいねっ☆」

菜々「短期間のアルバイトですか? いつまでここに?」

のあ「恐らく………今日で最後よ」

菜々「えっ??」

店長「あぁ、ナナちゃん。おはよう」

菜々「おはようございます♪」

店長「千川さんから斡旋を受けて、今日からここで働くことになった高峯君だ」

店長「ナナちゃんも先輩として、このカフェについて色々と教えてあげて欲しい」

菜々「はいっ♪」

店長「………と思ったんだが」

菜々「え?」





店長「今日でクビだ」

店長「コーヒーカップ12個、ケーキ皿30枚、サイフォン5本、窓ガラス1枚、机とテーブル一組。これは彼女が仕事を始めて3時間で壊した物品のロス数だよ。怒って帰ってしまったお客様2人、関係者1人。一人はコーヒーを服にぶちまけ、一人はケーキを顔にぶつけ、一人は注文を5度聞き間違え1時間半待たせてしまった。いや、でも最後のはここの所属アイドルだったか、長時間待っていた割にずっと満足げに高峯君を眺めていたな、確か………いかん、名前を忘れてしまった。厨房からテーブルに運ぶまでの挙動が不安だったから今思えばあそこで留めておけば良かったのかもしれない。おまけに火災報知機を誤作動させ、店内は台風が通ったかのように水浸しだ。極め付けには、バランスを崩した彼女を支えようとした私の左脛骨と左上腕骨にひびが入ってしまったようでね、先ほどから激しい痛みが襲っているんだ。まあその際に彼女のふくよかなおっぱ、ンンッ、いや、彼女に怪我が無かったのが幸いだよ。しかし、とにかくだ。生産性的にも私の精神衛生的にも鑑みるに、高峯君の雇用は継続できかねると判断したわけだ」

店長「すまないね……。店舗の浸水、食器の欠損、私の怪我もあるし、2週間はここを封鎖する予定だ。経営管理部にも既に報告はしてある」







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【事務所 休憩室】


菜々「……」

のあ「……」

菜々「その………えっと」

菜々「……元気出してくださいね」

菜々「(どうしてこうなった)」




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