58: ◆UKdQvSIfVaU8[saga]
2018/10/29(月) 02:10:16.37 ID:M2Vu6SVF0
……何はともあれ、確認という行動は出来た(身動き一つとってないけど)
伊王「何もわかっちゃあいないんだけどな」
伊王「…………次に俺がすべき行動って何だ?」
こういうときに、頭の悪さって言うのをつい恨んでしまう
いや、正確にはこんな馬鹿な子を産んだ親に文句を言いたい訳だが
まぁ、昔は元ヤンだの言ってたし致し方ない
『蛙の子は蛙』……親が馬鹿なら俺も馬鹿ってことだな
とは言ってもグレるのだけは何としても避けようとはしてる
伊王「天才ならこういうときにどうするんだ」
結局、天才がしそうな行動を予想するという最も難しそうなことをする
さすがだ。うん。さすがだぞ俺
もちろんこれは皮肉だ。俺へ対する
伊王「けどこの状況って……」
よく小説(というかラノベ)で読んだ気がする
これは所謂────『異世界転生系』とかいうやつなんじゃないんだろうか?
事実は小説よりも奇なり。好きな言葉だから覚えてるけど
案外、間違っては無いのかもしれない
伊王(あくまで合っていたらの話だけどな)
でもこれが『異世界転生系』ってやつなら……
俺は序盤に出てくるあのモンスターになって無双したり……
或いは何度も死んだりしたり……
或いはギャグに走ってときどきエロスしたり……
或いはスマホを駆使して冒険したり……
そんなことが出来るかもしれない……
伊王「やっべ、ワクワクしてきた」
ただ妄想だけを風船ガムのように膨らませていると
\ピンポーン/
その風船ガムは突如として起きた呼び鈴の音によって割られた
伊王「人……なのか?」
何も考えず、不用心に鍵を開けようとしてしまう俺はつくづく馬鹿だと思うが……
それでも、もう割れたガムを包み紙に包んで捨てることが出来ずに
俺は鍵を開けてしまった
主人公を尋ねてきた人
25─55の中で出たキャラから一人
安価↓1
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