志希「ありすちゃんが」文香「作詞でお悩み」桃華「ですの」
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9: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/10/27(土) 19:30:36.83 ID:1EFzBOMso
●07

志希「しかもこんな感じで、表現のキリ方によっては、
   2種類も3種類も用法が同居するコトだってあるの」


・誇張法、対比、倒置法
「Love∞Destiny」作詞:磯谷佳江
https://i.imgur.com/kQoB4G2.jpg
https://i.imgur.com/5y8hOEj.jpg
――おはようから おやすみまで あなただけに捧げるの 永遠に


・二重の隠喩
「薄荷 -ハッカ-」作詞:いつきおと
https://i.imgur.com/dPJ16Hj.jpg
――神様がくれた時間は零れる あとどれくらいかな


・三重の擬人法
「風色メロディ」作詞:トリ音
https://i.imgur.com/70OWN0q.jpg
https://i.imgur.com/2Ot6ZAb.jpg
――うまれたての風が 透明な指先で 木の葉に触れる


・隠喩が多すぎて正確に数えるのが困難
「Hotel Moonside」作詞:MC TC


文香「感覚的に『肌でわかっている』ことを、
   ことさら言葉で細かく分類しようとするから、こうなるのです。

   例えばタブレット端末の操作も、指を動かして見せて説明すれば簡単ですが、
   それを『タップとは――』『ピンチとは――』『スライドとは――』などと、
   言葉だけでいちいち厳密に定義を試みながら説明すると、とんだ大仕事に見えてしまいます。

   レトリックが廃れてしまうのも、むべなるかな、と言ったところでしょう」

志希「現代文の文法問題で、こんな修辞学の分類がでてきたら、
   それこそアタマがおかしくなっちゃうよねぇ」

文香「もっとも修辞学は、20世紀はじめごろまでの西欧では、リベラルアーツの一つとして、
   学問をしようと思えばみな学ばされていたものなのですが……」

桃華「そ、その時代に生まれなくて安心しましたわ」


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