モバP「凛と夜食と」
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3: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2018/10/17(水) 00:16:36.26 ID:mLeBP0lF0
「ーー腹、減ったな」

そういえば昼頃にゼリー飲料を口にしてから、飲み物以外は何も口にしていなかった。

忙しかったために何かを食べる時間が取れなかったのである。

そろそろ何か食べないとまずい。でも、そんな時間はあるのか。

ただでさえ徹夜コースになりそうな書類の山、少しの時間でも惜しい。

「でも、食べないとまともに働けないよなぁ……でもせっかく調子が乗って来てるのに、ここで止めてしまうのも……」

『でも』の連鎖。頭が回っていないのか、俺の思考は堂々巡りを続けるばかり。

ーーそんな中、葛藤を続ける俺の耳に聞こえて来たのは、ドアを開ける音だった。


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