8: ◆Ez.kO8O2GM[saga]
2018/08/31(金) 12:33:15.58 ID:Q360UySLO
30分経った。さすがに30分来ないのはおかしい。
綾は、陽子の家に向かうことにした。
「メールだけ送っておこう」
駅へ向かう時よりも暑くなっている日差しの下、陽子の家へと歩く。
「着いたわ」
陽子の家の前でしばし立ち止まってから、インターホンを押す。
「はーい」
出たのは空太と美月。
「あ、二人とも陽子いる?」
綾が訊く。
「さっき出掛けてったよー」
「出掛けた…?」
綾は怪訝な顔をした。
「どしたの?」
「い、いや、何でもないわ。ありがとう」
綾はインターホンから離れると、陽子の携帯に電話を掛けた。が、
「出ない…」
何回掛けても出ない。
「メールも送ってあるし、さすがに電話くらい出そうなものよね」
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