63:名無しNIPPER
2018/12/28(金) 22:39:52.94 ID:GPpOd4LU0
葉留佳・理樹「「・・・・・・」」
葉留佳(改めて理樹君と本の内容を(火傷しない範囲で)確認した)
理樹「・・・こいつはヘビィだね・・・」
葉留佳「うん・・・」
理樹「・・・・・・どうするのコレ?」
葉留佳「人は、人生で何度か”知らなかったことにする”というどうしようもない選択肢が最善手である場合がありマス・・・」
理樹「今回がそれだと?」
葉留佳「・・・我々は無力だ」
葉留佳(私はその本を元あった位置に寸分違わず戻した。もはや何も考えるまい。お姉ちゃんはこれから風邪が治り、今までと同じように接してくるだろう。今まで私はそれに全く嫌悪感は抱かなかったし、これからも抱くつもりはない。それでいいじゃないですかカ)
佳奈多部屋
プルルルル
クド「あっ、佳奈多さん、携帯が鳴ってますよ!はいなのですっ」
佳奈多「ありがとう・・・」
ピッ
佳奈多「はい・・・もしもし」
あーちゃん先輩『もしもし?ってあら、声がなんか枯れてるわね・・・風邪?」
佳奈多「ええ・・・」
あーちゃん先輩『あらお大事に。こんな時に仕事の話で悪いんだけどね、今日の朝、生徒がちょ〜〜っと学校にふさわしくないものを持ってきてたから私が風紀委員に代わって預かることにしたんだけど、面倒だからかなちゃんの机に入れっぱなしだったの思い出してさ。まあ風邪ならいいわ。あとで私がまた持っていくから』
佳奈多「そうだったんですか・・・わかりました・・・はい、お気遣いどうも・・・では・・・」
ピッ
クド「なんだったんですかー?」
佳奈多「仕事の話だったわ・・・それにしても葉留佳は今頃大丈夫かしら?」
クド「きっと葉留佳さんなら上手くやってるに違いないです!」
佳奈多「そうね・・・ふふ、今度お礼にどこか買物に連れて行こうかしら」
終
81Res/76.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20