リトバスss短編集
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43:名無しNIPPER
2018/12/04(火) 04:11:46.50 ID:2i/M/ZFN0
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カフェテラス

理樹(僕らは何故か来ヶ谷さんお手製のカフェテラスへ足を運ぶことになった)

恭介「だ、だから何度も言ってるだろ!お前らの動画を見てたら無性にまた会いたくなっちまったんだよ!」

理樹(そう叫ぶ恭介の顔は真っ赤だった)

謙吾「今日は平日だぞ?会社はどうした?」

恭介「有給を使った」

理樹(新入社員が最初からもらえるものなのかそれは・・・?)

来ヶ谷「何故堂々と会おうとせずわざわざ不審者のような行動をとった?」

恭介「だってバレると恥ずかしいし・・・」

理樹(今の方がよっぽど恥ずかしいと思う)

謙吾「しかし、今まで考えてもなかったが、このようにアポも取らず理樹達に直接会おうとする不埒な輩がいつ現れるとも限らないな」

恭介「誰が不埒な輩だ!」

来ヶ谷「うむ・・・どうも我々は本来の目的から大きく脱線してしまったようだな。youtuberもここらが潮時か」

理樹「えっ!ということはもう動画取るのは終わり!?」

来ヶ谷「そうなるな」

理樹(よかった・・・今まで動画のためという大義名分で割とめちゃくちゃ趣味に走らされていた気がしたけど、それも今日までだ!」

来ヶ谷「さて・・・ところで恭介氏はそんな大荷物を抱えてどうするつもりだったんだ?泊りの衣装というには少し多い気がするが・・・」

恭介「あ、いや、これは・・・」

理樹(と、恭介が慌てて持っていたリュックサックを遠ざけようとして触れると、先ほどの謙吾と取っ組んだせいかリュックの紐がはじけるようにほどけてその荷物があらわになった)

ドササッ!

理樹「・・・・・・・・」

謙吾「・・・・・・・・」

来ヶ谷「・・・・・・・・」

恭介「・・・・・・・・・ええと」

理樹(そこには僕が女装に使用した服が、物置の奥深くに隠しておいたはずの服が散乱していた)

理樹「き・・恭介・・・これは・・?」

不審者「ええとこれは・・・・あれだ!こういうくだらないものの一つをとっても青春の1ページなんだと思って実家で大切に置いておこうかと・・・」

謙吾「お前はその時いなかっただろうがっっ!!」

恭介「う、うおおおおっっ!」

来ヶ谷「待てっこの変態がーーーっっ!!」

理樹(恭介は衣装を抱えられるだけ抱えると脱皮がごとく外へ逃げ出した。それを追っかける謙吾と来ヶ谷さん。地獄絵図だ)

恭介「とほほーっ!もう理樹の部屋に忍び込むのはこりごりだよ〜〜!」

理樹「いや、前からやってたの!?」


終わり(∵)


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