リトバスss短編集
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42:名無しNIPPER
2018/12/04(火) 03:38:37.98 ID:2i/M/ZFN0
ガタッ

理樹(2人が出ていったあと、僕もやっぱり考え直すことにした)

理樹「すいません、僕もトイレに行っていいですか?」

先生「おいおい、このまま生徒が全員出て言ったらたまらんぞ!?」

理樹「はは、すいません・・・」

理樹(流石に他の皆には奇妙な目で見られたけどしょうがない。いくらあの2人だといっても相手は不審者だ。不安にもなってしまう)

真人「ふがが・・・・むにゃ」


・・・・・・・・・・・・・


廊下1F

理樹(階段を下りて裏庭側の通り道へ進んだ。グラウンドからだとここからあまり遠くないけど・・・)

来ヶ谷「そっちへ行ったぞ謙吾君!」

謙吾「おおう!」

不審者「はぁ・・!はぁ・・!」

理樹「ゲッ!」

理樹(来ヶ谷さんの掛け声に表の方を向くと、今まさに来ヶ谷さんと謙吾のハサミうちで不審者を追い込んでいるところだった)

不審者「トァアッ!」

理樹(まるで何かの猟のように完璧に不審者を捉えたかと思ったが、不審者の方は横の棟へ飛び移ったかと思うと窓を開けて学校へ侵入した!)

来ヶ谷「チッ!まずい・・・って何故そこにいる少年!?」

理樹(ちょうど来ヶ谷さんから見て不審者の方向に僕がいたので来ヶ谷さんは不審者に対して一瞬の隙を見せてしまった。謙吾もそれは同じだったようで、不審者はそのまま階段のほう・・・つまり僕のいる所めがけて走ってきた)

謙吾「理樹!」

理樹「う、うわあああ!」

不審者「どいてくれぇぇぇ!・・・って理樹!?」

理樹「えっ!?」

理樹(不審者はこの状況から逃げ出すのに夢中だったのか僕のことを完全に見えてなかったのか、僕を見るなり素っ頓狂な声をあげた。それと同時に僕にはいくつかの疑問が浮かんだ。まず、この不審者は僕の名前を何故知っているのか。これについてはよく考えれば動画の視聴者だったのならば知っていても不思議ではない。ましてはこの学校を特定できるのならなおさらだ。しかし、二つに疑問に思ったのはその声だった。この声はとても聞き覚えがあるような・・・)

謙吾「今だ!」

理樹「わっ」

ガッシャーン!

理樹(その時、いったいどんなスピードで走って来たのか、謙吾が僕を遮ってその不審者にタックルした)

理樹「だ、大丈夫」

理樹(どっちかというとその心配は謙吾というよりも不審者のほうへかけた言葉だったかもしれない)

???「いてて・・・まったく容赦ねえなお前は・・・」

理樹「えっ!?」

理樹(謙吾に倒された衝撃で不審者の顔を覆うものがほとんど吹っ飛ばされ、そこから顔を出したのは紛れもない恭介その人だった)

恭介「よ、よお理樹」

理樹「き、恭介!?」


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