丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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8: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:16:00.91 ID:YDitP8hM0
丹生谷「歩きましょう。さっさと終わらせたいの」
勇太「(歩道狭いな......)丹生谷、あのさ、電車で脇の臭い人このところいるじゃん。あれ何とかしてほしいよな」
丹生谷「そうよね。死んでくれって感じよね」
勇太「さすがにないだろ」
丹生谷「で?」
勇太「俺がこの前乗ったらあまりにも異臭で......」
ききーっ
丹生谷「きゃっ!ちょっと自転車!」
勇太「ああ、大丈夫か? でな、その時の吐き気がおえっときてな」
丹生谷「うん......」
勇太「胃を押さえると楽になって」
丹生谷「きゃっ!あ、すみません、すみません」
勇太「大丈夫か? でなその時にさ、」
丹生谷「......」
勇太「移動しようとするとスマホ落としちゃって、拾おうとすると」
丹生谷「......」
勇太「その異臭を放つ人が拾おうとしたので、すかさず奪って笑顔で対処したんだよ。あいつバカだったなー」ははは
丹生谷「と が し く ん!!!!!!!」
勇太「はいい!」
丹生谷「見て分かんない!?歩道危険なのよ!何が「大丈夫か?」よ!バカはそっちでしょ!」
勇太「え?」
丹生谷「なんであんたが壁沿い......。あ、分かった。
あんたデートに対するエスコートがまるでなってない!!!サルの方がよっぽど賢明!!!」
勇太「また何かしました......?」
丹生谷「壁沿いじゃなくて白線のほうが自転車も歩行者もぶんぶん飛び交って危ないの!
それを臭いとか臭いとかわけわかんないつまんない話するより、気遣いをなんとかしてよ!」
勇太「そうだけど壁沿いのほうがむしろヤバいだろ......」
丹生谷「はあ?どこが?」
勇太「ほら壁沿いを歩いたほうが、う、う......ウン......がな。そう思って」
丹生谷「え......。はぁ......。とにかく白線歩いておとりになりなさい!!!」
勇太「ごめん」
丹生谷「これぐらいもできないとか、彼氏失格よ!」
勇太「復唱します。デートのお約束条項その2 彼氏たるもの白線側を歩く」
丹生谷「そう。もう一回」
勇太「彼氏たるもの白線側を歩く」
丹生谷「うん、そういうこと。分かった?」ニコッ
勇太「うん。ありがとな」ニコッ
丹生谷「もうかわいいんだから/// 守りなさいね/// 轢かれるわよ」

勇太「渡ろうか」
丹生谷「今なら、大丈夫ね」

数分後

勇太「この住宅街にはなさそうだぞ」
丹生谷「でも人いないわね。帰省?」
勇太「帰省ってもう終わったろ」
丹生谷「ふふふっ」
勇太「右曲がろう。確か広くて、大きくて、人気のない場所......」
丹生谷「なさそうね......」
勇太「(詰んだな......)あ、蚊ってうざくないか?血を吸ってくるやつ」
丹生谷「いるわね。うざいし、キモイデザインだし、もうやだ」
勇太「潰したら手から誰かの血がでてうわああああああ」
丹生谷「そうそうそう!!!気持ち悪いの!死骸の足だけ残ってるのとか、
でかいバージョンあるじゃない、クモみたいに。もうそれ見ただけで親呼んで泣いちゃう!!!クーラー全開で布団敷いて防御態勢よ!」
勇太「よほど嫌いなんだな......」
丹生谷「ぷーーーーーんって音聞くでしょ!あれ聞いただけで不安でイライラで眠気吹っ飛んだわよ!!!!殺してやる!!!って」
勇太「手で叩き潰したと思ったら別の場所にいたり」
丹生谷「あー!いや!もう顔も見たくない!お母さんに最新のスプレー買ってもらったの!誰か召使雇いたいわ」
勇太「でもゴキブリよりはましだ」
丹生谷「そりゃましよー。あ、富樫君ゴキブリ倒せるの?」
勇太「いやむり......。外に出ていくようドア開けて」
丹生谷「なっさけないわね〜!これじゃ役に立たないじゃない!」
勇太「いつの間に丹生谷の部屋におじゃますることになってんだよ!」
丹生谷「見てよ」
勇太「ん?」
丹生谷「太ももの真ん中にでかい粒あるでしょ!これかゆいの!!」
勇太「うわっ赤い (掻いたのか?)」
丹生谷「掻いても掻いても気になって、勉強どころじゃないの!」
勇太「なんで蚊って太もも刺しにくるんだろうな (丹生谷の太ももふっくらしてるな)」
丹生谷「私の脇にも刺されたとき、町で歩いているからかゆくてかゆくて仕方なかったの!!!脇あげると、はしたないだろうし」
勇太「(太ももむっちりしてる......)」
丹生谷「うわっ。チッ。富樫君、蚊が!!!!」バシンッ
勇太「いった!!なにすんだよ!!!」
丹生谷「変な視線感じた......」
勇太「(こいつ......)」



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