46: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:36:31.82 ID:YDitP8hM0
丹生谷「見て見て!噴水!噴水!水がハート型!!!かわいいい!!!!!」
勇太「こんな場所みたことなかった......」
丹生谷「涼しい―!」
勇太「(周りカップルのところに、俺も参入できるのか......へへっ冴えない男子ども、勝った!)」
丹生谷「涼しいー!ねえ、水、触っていい?」
勇太「ダメだ!ばっぢいだろ!」
丹生谷「あぅあぅ〜富樫君が私のこと守ってくれるー♡」指触り
勇太「こらっ周りの人見てるぞ///」指握り
丹生谷「ふふっ/// 触られた///」
勇太「触ったー///」
丹生谷「離して気持ち悪い!」
勇太「こらっ///」
丹生谷「ねえ、あのフェンス、カップルが何かやってない?」
勇太「ほんとだ。なんだろ?」
丹生谷「行ってみましょ」
勇太「あー、なるほどな。カギか。二人の名前をペンで南京錠の表面に書いて鍵でフェンスにロックする。
すると二人が成就するジンクスってやつだな」
丹生谷「ねえねえ、まるでデートスポットじゃない///」
勇太「だからデートスポットって言っただろ!」コツン!
丹生谷「いたい!」
勇太「あ、ごめんな。大丈夫か?」なでなで
丹生谷「うん///」
勇太「南京錠ください!」
丹生谷「あ、買ったの?」
勇太「うん。丹生谷、食う?」
丹生谷「なんでそんなの食わないといけないよの/// あっはっはははは///」
勇太「おいしそうな顔してたから///」
丹生谷「なにそれー///」
勇太「(フェンスに来た。多くの南京錠が風でぶらんぶらん揺れている。
隣でカップルがやってるけど緊張するなー)」
丹生谷「恋を願いたい二人の名前を書くの?」
勇太「そうだよ。(こいつと......?)」
丹生谷「まず富樫君が書いてよ」
勇太「うん」カキカキ
丹生谷「字、きったな」
勇太「南京錠だぞ!お前だってそうなるだろ!」
丹生谷「え〜と、私は......、 いいの?私で」
勇太「......」
丹生谷「......ねえ。やっぱり......ね」
勇太「丹生谷♡」手 握り
丹生谷「きゃっ///」
勇太「デートの練習中だから」
丹生谷「......そうね♡ ふふっ♡ よーし書いちゃうぞー! ......出来たわ!」
勇太「見せて見せて!」
丹生谷『 とがしゆうた♡にぶたにしんか 』
勇太「くすす/// なんかなー相合傘思い出した!」
丹生谷「これかわいい///」
勇太「持って帰っていい?」
丹生谷「だめよー/// 付けるの!///」
勇太「誰がつける?」
丹生谷「それは......そうね」
勇太「じゃ、一緒にやろう///」
丹生谷「うん///」
勇太「指、重ねて」
丹生谷「うん」
緊張する。南京錠の鍵の上、俺の人差し指の上に柔らかい丹生谷の人差し指の肉球が重なる。
俺と体がくっつくように柔軟な丹生谷の肩がそっと触れている。
その匂いはまさに女の子だ。こんなことされたら顔が赤くなる。理性が持たない///
勇太「せーの!」ガチャ!
丹生谷「せーの!」ガチャ!
『 とがしゆうた♡にぶたにしんか 』
勇太「ひひっ///」
丹生谷「ふふっ///」
勇太「いいね......///」
丹生谷「......///」パシャ パシャパシャ
勇太「おいっ!取るなよ!」
丹生谷「こんなにかわいいのよ!ばらさないから大丈夫!」
勇太「やめてくれよ......。その......恥ずかしい///」
丹生谷「ふひひっ......///」パシャ
勇太「おいいいいいいいいいいっ!!!」
丹生谷「富樫君の顔かわいかったんだもん///」
勇太「やっていいことと悪いことがある――――!!!」
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