学年主席の女子高生「私があなたに告白の仕方を教えてあげる」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 21:59:26.81 ID:hwnXhZn00
「ここが私の部屋」
「ほほう。これはこれは、結構なお点前で……」
「はあ?」

部屋に通されるといい匂いがして、錯乱状態。

「お茶が飲みたいの? 図々しい男ね」
「あ、いえ、お構いなく……」
「そこに座って待ってなさい」

どうも茶を催促されたと思ったらしく。
ガリ勉は一旦退室して、取り残された。
クッションの上に独り、体育座りで待機。
またしてもキョロキョロ。綺麗な部屋だ。
読みかけの漫画だけが、床に伏せられている。
どうやら少女漫画らしく、とても意外だった。
びっくりだ。あいつもこんなものを読むのか。
物が少ないように見えるのは収納が多い証拠。
壁一面に、収納棚の扉があり、興味が湧いた。

恐らくどれかに下着類が収納されている筈だ。
あのガリ勉が、普段どんな下着を着けてるか。
全く想像もつかない。そもそも興味なかった。

でも、メガネなしの素顔は、わりとイケてた。

「何してるの?」
「いや、別に、なにも!」

戸棚に手を伸ばすと、ガリ勉が戻ってきた。

「今、戸棚を物色しようとしてなかった?」
「ま、漫画を片付けてやろうと思ってさ」
「まさか、中身を読んでないでしょうね?」

言い訳に少女漫画を利用すると、睨まれた。

「よ、読んでません! 神に誓って!」
「……それなら、いいけど」

まあ、読まなくても大体中身はわかるけどな。

「はい、お茶。紅茶で良かった?」
「あ、どうも。これはこれは結構なお点前で」

ようやく本来の使い方で、俺は紅茶を褒めた。


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