学年主席の女子高生「私があなたに告白の仕方を教えてあげる」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 22:37:58.87 ID:hwnXhZn00
「喉乾いた」
「なら、スタバにでも行くか?」
「うん、行く」

あれから1年が過ぎ、俺たちは再びスタバに。

約束したわけではないが、何故か足が向いた。
意味もなく、去年と同じ、待ち合わせ場所へ。
今年は1時間前に行ったのに、先に待っていた。
驚きつつも、待たせてしまったことを謝った。

「待たせて悪かったな」
「別に気にしてないわ」
「今日は待たせたことを怒らないのか?」
「1年も待ったことに比べたら、平気よ」
「……ずっと、待ってたのか?」
「さ、早く行くわよ」

今回は怒られることもなく、すんなり向かう。

「注文して」
「前と同じのでいいのか?」
「うん、あれがいい」

去年と同じ、商品を注文する。

「ヘーゼルナッツアイスカフェモカのトールと、アイスエクストラショットソイキャラメルキャラメルマキアートのトールをください」
「やっぱり二回もキャラメルって言うの、変」
「文句があるなら自分で注文しろよ」
「いいえ。あなたに頼んで欲しかったから」

相変わらず、わがままなところは健在らしい。

「元気だったか?」
「ええ、そっちは?」
「まあ、理系でも上手くやってるよ」

学年が上がって、俺たちはクラスが分かれた。
俺は理系コースに進み、ガリ勉は文系コース。
だから、こうして会うのはわりと久しぶりだ。

「私も、いつも通りよ」
「新しいクラスでも、ぼっちなのか?」
「うるさいわね。ほっといて」

変わりなくて心配なような、安心するような。


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