75: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:45:42.31 ID:endLyi5+0
〜346プロ 第1芸能課〜
P「ふぃ〜こんなものかな」
仕事が一区切りつき、パソコンのキーボードから手を放す。五十嵐さんを寮まで送ってから事務所に戻り、3時間ほど経過していた。
76: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:46:10.40 ID:endLyi5+0
夕美P「たしか今日新しく入ってきた子…響子ちゃんだったか。寮で歓迎会しているらしいじゃないか。夕美ちゃんに聞いたぞ〜Pがしようって提案したんだろ?」
P「ああ、遠いところから単身で東京まで来て心細いと思ってな。相葉さんと一ノ瀬さんならきっとすぐ仲良くなれそうだろ?」
夕美P「せっかくならお前も参加すればよかったのに。今日の分のノルマ、もう終わらせていたんだろう?」
77: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:46:53.63 ID:endLyi5+0
夕美P「勿論!アイドルのプロデューサーっていうのは自分の担当が世界で一番かわいいって思っているものさ。担当が成長していく姿に目が離せない」
夕美P「お前もそうだろ?志希P」
志希P「俺の場合、別の意味で目が離せないよ…相手側の顔合わせの時間3分前に失踪した時はどうしようと思ったことか」きりきり
78: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:49:14.06 ID:endLyi5+0
志希P「別の部署から新しい人員が転属してくるって話もあるしな」
P「そうだったのか?知らなかった…」
志希P「ふっふっふっ 情報を制するものこそ、戦いを制するものさ」メガネクイッ
79: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:52:31.86 ID:endLyi5+0
私が東京に来た次の日からアイドル候補生として、目まぐるしく日々が過ぎていきました。
新しい高校での学校生活、宣材写真の撮影、トレーナーさんによるボーカル・ビジュアル・ダンスレッスン、お世話になる人たちへの挨拶回りなどなど。
とっても忙しくて大変だったけど充実した毎日でした。
そして、遂に私のアイドルとしてのデビューの日が訪れました。
80: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:54:52.62 ID:endLyi5+0
〜デビュー当日 舞台袖〜
響子「もうすぐライブ…集中集中…」そわそわ そわそわ
P「お〜い、五十嵐さん。調子はどうだー」ガチャ
81: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:55:21.28 ID:endLyi5+0
P「…」
P「実は、五十嵐さんに渡したいものがあるんだ」
響子「これは…手紙?」
82: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:55:57.40 ID:endLyi5+0
響子「み、みんな…ぐすっ」
P「遠く離れていても、ちゃんと五十嵐さんのことを想っている人がいるんだ。五十嵐さんなら絶対大丈夫さ。それに…」スッ
響子「ぷ、プロデューサーさん///?」
83: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 21:56:51.89 ID:endLyi5+0
響子「響子って呼んでください。そうしたら、きっと頑張れると思うんです」
P「え、え〜と」あせあせ
響子「ダメ…ですか?」
84: ◆UpHOrkEMJ2[saga]
2018/08/29(水) 22:03:08.91 ID:endLyi5+0
響子「会場のみなさ〜ん!はじめましてっ、五十嵐響子です!今日は私のデビューライブに来てくれてありがとうございます!!一生懸命歌いますので、応援よろしくお願いしまーす!!!」
終わり
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