34:名無しNIPPER[saga]
2018/08/28(火) 01:12:05.67 ID:viT0jrMu0
【図書室】へと移動した。
図書室の中心で、少女は小説に目を落としている。
ハルナシ
「彼女が、超高校級の図書委員ですね」
夏秋冬が少女を指すと、それに感づくかの様に少女が此方へと顔を向けた。
???
「おやおや、誰かと思えば助手さんと傭兵と、神座を継ぐものかい?」
立ち上がる。未だ肌寒い季節であるが、黒色の手袋を嵌めた少女は此方へと向かってほほ笑んだ。
???
「初めまして、神座を継ぐもの、私は……名乗る者ではない、さして言えば、本の守り手と言った所かな?」
ハルナシ
「彼女の名前は美空読子。ダウナー系の中二病を患った方です」
ヨミコ
「酷い言い草だね」
カムクラ
「………」
ヨミコ
「神座を継ぐもの、辺りを見回してどうしたんだい?」
カムクラ
「いや。図書室にしては教室程度の狭さだな、と」
ハルナシ
「あぁ、この図書室は美空さんの研究室ですから、図書室は別にあります」
ヨミコ
「ここら辺にある本は一つで世界を宿す。私はそれを読み明かす観測者……特に、同胞が綴る書物は至高と言っても良い」
カムクラ
「……同胞?」
ハルナシ
「【超高校級のラノベ作家】の事ですね。あの人の世界観と美空さんの感性が上手く嵌ったみたいです」
カムクラ
「そうか。俺も本を読んでみようかな」
ヨミコ
「本の事なら任せたまえ、君が気に入る一冊を見つけてあげるよ」
それだけ話して、【美空読子の研究室】を後にした。
再び、夏秋冬が写真を取り出す。
>>21
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