11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/27(月) 22:18:59.61 ID:y0UYjy3Z0
青空はだんだんと西の方に去ってゆきます。
遥か遠く、水平線より少し上に、煌々と燃える太陽が在りました。
空に、大気に、雲にまでも赤く灯をともして、夜に向かって進みます。
空のカンバスは秒ごとに色を変えていきます。
乃々は、またここにたくさん詩を描いてみたらやっぱり楽しいんだろうと思いました。
そして、日菜子といっしょだったなら、なおのこと楽しいんだろうとも思いました。
そのときの乃々は、夢だろうが現実だろうが構わない、日菜子と楽しいことをたくさんしたいという気持でいっぱいだったのでした。
「もりくぼは、もうちょっとで目覚めます。だから……」
乃々は、ほんの一瞬だけ日菜子の目を見て、云いました。
「いっしょに描きませんか?」
「はい♪ むふふ〜」
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