生徒会長「君の名を呼びながら胸を揉むと、すごく気持ち良いんだ」庶務「はい?」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/24(金) 23:03:11.98 ID:a6hnrGwy0
「……と、言うわけでして」
「へぇ〜なるほど。それで懺悔しに来たと」

にやにやしながら、相槌を打つ教授。
改めて、おかしな状況だと思う。
さっきまで生徒会室に居たのに、なんで?
その疑問に対する答えを、教授は示した。

「ボクはね、助手くんの良心なのさ」
「良心?」
「そう。良心の呵責を覚えるとボクが現れる」
「ちょっと意味がわかりません」
「まあ、白昼夢だと思ってくれたまえ」

どうやらこれは、夢らしい。
しかし、妙にリアルな夢だ。
本当に夢なのかと疑っていると。

「どれ、ほっぺをつねってあげよう」
「えっ? 痛い痛い痛いっ!?」
「あははっ! 素晴らしい! 良い反応だ!」

夢なのに、すげー痛かった。なんでだ?

「それはボクが天才だからさ」

その答えを俺は知っていた。
教授は天才少女で、孤高の会計。
たぶん、同じ年齢ではないだろう。幼すぎる。
飛び級して高校に通っていると思われる。
そうした制度が本当にあるかどうかは不明だ。
だが、その制度の稀有な実例が、教授だった。

そんな天才少女はいつも独りで、保健室通い。
優れた頭脳と引き換えに、孤立していた。
誰も彼女を理解することは出来ない。
それはもちろん、俺とて例外ではない。
この幼い少女の考えなど、読めやしない。

「ボクが愉しければ、それでいいのだよ」

どうやら俺は、教授のオモチャらしかった。


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