8: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 12:59:28.03 ID:M21qly2+0
――東京都内某レコード店「四条貴音 CD発売イベント&握手会」特設会場
慶次「天下無双の美貌と美声! 765プロ一押しのあいどる℃l条貴音が渋谷見物に参って候! さあさあ、寄ってってちょうだいよー!」
9: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:04:10.01 ID:M21qly2+0
小鳥「ええ、そうしましょう。……あら?」
P「どうしました?」
小鳥「いえ、あそこの黒い帽子にサングラスの人。ちょっと怪しくないですか?」
10: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:04:39.97 ID:M21qly2+0
慶次「一応、理由を聞いといてやる。なぜこんなことを?」
お前ら「貴音たんは僕だけのものだ! 誰にも渡すもんか!」
11: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:05:27.79 ID:M21qly2+0
コーン、コーン
慶次は男の握るナイフを指で挟んだまま、その峰で持ちかえたキセルを二度、打ち付けて灰を落とした。それが合図である。
慶次「ふんっ!!」
12: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:05:57.94 ID:M21qly2+0
ウォォォォ!!
お前ら「あひ〜〜!!」
慶次「そこまでだ。充分反省してるさ。もうこれ以上、こいつを痛めつける必要はない」
13: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:07:13.53 ID:M21qly2+0
慶次「みろ、こいつのマラを。ものは小さいがこんな状況でもしっかりと勃っておる」
お前ら「///」
慶次「隠すな。それでいいんだ」
14: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:08:30.82 ID:M21qly2+0
その場にいた男性陣は慶次の見事な采配と男ぶり(一物)に、皆一様に涙を流し拍手で称えた。
慶次は貴音の命。そして過ちを犯した男だけでなく、この場にいた男たちの心をマラだけで救ったのだった。
この慶次の傾いた珍事は瞬く間に全国に駆け巡り、連日ネットやニュースで取り上げられる騒ぎとなった。
15: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:10:02.31 ID:M21qly2+0
――765プロ 事務所
亜美「ねぇねぇ、雲井P」
慶次「ん〜?」
16: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:11:26.19 ID:M21qly2+0
慶次「なら問うが、もし真美がP殿に『大衆の前で恥を晒してこい。それが次の仕事だ』と言ってきたらどうするかね?」
真美「え〜、嫌だけど、兄ちゃんがそう言うのなら。んでもって、お仕事ならやる……かなぁ」
慶次「俺ならすっぱり断る」
17: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:12:06.99 ID:M21qly2+0
慶次「自由気ままに意地を立て通すというのは、それ即ちいつどこで死んでもいいという野垂れ死にの自由と隣り合わせなんだ。俺は俺のやりたいように振舞う。いずれそれが災いして死罪となり果てるのなら、それもまた一興。最期まで意地を立て通せたのなら悔いはないさ」
真美「傾くのってタイヘンなんだね〜」
亜美「そうだねー」
18: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:13:13.19 ID:M21qly2+0
響「あはは、くすぐったいぞ!」
慶次「ほ〜、松風を手懐けられるとは大したものだ」
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