7: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 12:58:04.25 ID:M21qly2+0
P「小鳥さん、諦めましょう。こうなった社長は止められない」
高木「では、さっそく担当してもらうアイドルだが――」
高木「やはり四条くんにしようと思うのだが、どうだろう?」
P「いや、私に聞かれましても。まあ、社長がそう仰るのであれば私は異論はありませんが。貴音はどうだ?」
貴音「わたくしは構いません。貴方様がそうしろと仰るのであれば」
響「あはは、くすぐったいぞ! 松風!」
松風「ブルルルル! ヒヒーン!」
P「えーと、突拍子もないお話なのですが、どうでしょう?」
慶次「よくわからんが、俺は別に構わないぞ」
P「では、改めてよろしくお願いします。えっと……」
貴音「この方は前田――」
貴音の肩を指でトントンと叩いた男は、その人差指を自身の口に当てパチリと片目を閉じて微笑んだ。
黙っていろ、の合図であると察した貴音はただ一つ、こくりと頷いて返事をした。
慶次「やぁやぁ申し遅れました。手前、雲井ひょっとこ斎と申す」
P「ひょ、ひょっとこ?」
亜美「変な名前〜」
慶次「はっはっは! ヘンだろ? でも皆がそう呼ぶんでね」
慶次は元来、己をそう称して戯れるクセがあった。雲のように自由気ままな男、前田慶次。
こうして、戦国一の傾奇者。英雄的快男児のアイドルプロデュースが始まったのであった。
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