44: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:36:09.71 ID:M21qly2+0
???「――な、だ……な! だんな! 旦那ってば!」
慶次「ふわぁ〜、五月蝿いなァ。なんなんだよ一体。せっかく良いところなんだから」ムニャムニャ
捨丸「いけませんよ旦那。こんな大事な日に昼寝なんかしてるから寝ぼけるんですよ。さっきから表で玄以殿がお待ちなんですって!」
慶次「玄以? ああ、そう言えば今日だったか」
この日、兼ねてより天下人である豊臣秀吉のたっての願いで、諸大名居並ぶ聚楽第にて慶次が謁見を許された日。
また、秀吉の前で美事に傾き、今後どこででも、誰が相手であっても勝手気ままに振る舞い、己の意を立て通すことを許された「傾奇御免の御意」を拝領した日でもあった。
つまり、慶次が名実ともに「天下一の傾奇者」となった日でもあった。
そしてその名声は、後の世にも語り継がれるものとなるのだ。
慶次「さればこそ、天下無双の大傾奇。前田慶次一世一代の晴れ舞台をとくとご覧ぜよ!」
傾奇御免、仕候(おわり)
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