4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/08/17(金) 23:18:07.34 ID:1PVVxUl1O
裕美「それはそれとして……お魚を食べる時、毎回私を呼ぶつもりなの?」
P「関ちゃんと一緒にいる時だけ魚を食べればいいんじゃないか?」
裕美「栄養、偏ると思うよ」
P「だよな。でも、女の子に魚の骨を取ってもらうの、高校生の頃からの夢なんだ」
裕美「えっと……ごめん、反応に困る夢だね」
P「関ちゃんは素直だなぁ」
裕美「えへへ」
P「本当に素直だなぁ!」
裕美「でも、相手が私でいいの?」
P「いいに決まってるじゃないか。関ちゃんほどの女の子に甲斐甲斐しく魚の骨を取ってもらえれば、男冥利に尽きるってもんだ」
裕美「……そういうこと、誰にでも言ったりしてない?」
P「俺はそんな軽い男じゃない」
裕美「本当に?」
P「逆に聞くけど、どうして疑うんだ」
裕美「だって……そういうこと言う割に、いまだに名前じゃなくて苗字で呼んでくるし」
P「それは、アイドルとプロデューサーの距離感をだな」
裕美「他の子は普通に名前で呼んでるのに?」
P「………」
裕美「それとも、私とだけ距離を置きたいってこと……?」
P「いやいやいや、そういうわけじゃない。断じて違う」
裕美「じゃあ、どうして?」
P「……なんか、呼びやすい。語感がいい」
裕美「……それだけ?」
P「それだけ」
裕美「隠し事してない?」
P「………」
裕美「だめ、全部吐いて」
P「取り調べ?」
裕美「そう捉えていただいてもかまいません」
P「かっこいい……こういう刑事役もいけるかも」
裕美「仕事のこと考えて話を逸らすの禁止」
P「あ、はい」
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