99:名無しNIPPER
2018/08/17(金) 01:12:14.93 ID:+K74wEm20
ダイヤ「………結局私は最後まで、あの子の事を何も分かって…いませんでしたね」
私は、少しの間の後、躊躇することなくその魂を包む様に手の内に収めます
きらきら、輝いていました。まるで彼女の心の様でした。私の掌すら、透き通って見える程に綺麗でした
輝く宝玉に私は、力が抜けて小刻みにふるえる右の掌で、まるで首を絞めるかのように、ゆるやかに力を加え始めました
宝石に滴が二つ、落ちました。私の頬を伝った、涙でしょうか。力を込めるのに必死で出た、脂汗かもしれません
私の残り僅かな力を込めた魂は、いとも容易く粉々に砕け、壊れてしまいました
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