99: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:20:07.04 ID:L0ciGIt40
海未「私…え、絵里が居なくなるのは…い、嫌です…ッ!」
海未は涙を零しながら叫んだ。
絵里「私だって…」
100: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:21:22.93 ID:L0ciGIt40
海未「…にこですかね」
絵里「…え?」
海未「邪魔してはいけないので、私はもう帰ります」
101: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:21:55.05 ID:L0ciGIt40
海未「…にこ」
にこ「…何よ」
海未「私に向けて」
102: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:23:03.93 ID:L0ciGIt40
(その後は、何も考えず着の身着のままベッドに寝転がり、目を瞑った)
(誰かがもうすぐいなくなってしまうと思うと、なんのやる気も起きなかった)
(聞こえてきた救急車の音は気にも留めなかった)
103: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:24:24.75 ID:L0ciGIt40
[054170 AD 2200 07/25 06:29]
〜海未の部屋〜
海未(『夢』の中に来てからちょうど二年と一日経った)
104: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:25:39.38 ID:L0ciGIt40
海未「こんな馬鹿な人間…」
海未はペン立てからハサミを抜く。
そして両手で握り、切っ先を自分に向けた。
105: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:26:42.03 ID:L0ciGIt40
…ようとした。
正確には、『突き立てることが出来なかった』。
106: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:27:50.46 ID:L0ciGIt40
突然、電源が切れていたはずのデスクトップが、光り始めたのだ。
デスクトップには、『見慣れているが、何故か見慣れない』黒いツインテールが表示され、揺れている。
海未「…え?」
107: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:28:32.98 ID:L0ciGIt40
[054170 AD 2200 07/25 06:45]
第七話「透明アンサー」
END
108: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:29:24.38 ID:L0ciGIt40
第八話「ニコの電脳紀行」
[054170 AD 2200 07/25 07:13]
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