海未「『ひとりぼっち』の、君となら」
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207: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 18:01:51.68 ID:L0ciGIt40
直接脳味噌に語りかけてくるようなその声は、大好きな『あの子』の声によく似ていたが、何処かが違った。

???『随分と時間がかかったけど、やっと思い出せたみたいだね』

海未「…あなたは…誰ですか?」

???『君の能力さ。この世界から君が生まれるずっと前から、君の中に在った力』

???『ずっと昔、君と「女王」は誓ったんだ。この「悲劇」を絶対に忘れないって』

???『いつもの君は、この直前に絶望し、自ら命を絶っていた。どうして踏みとどまることができたのかは分からないけど、この能力を持つ君が居れば、「カゲロウデイズ」を壊すことができる』

海未(…μ'sの皆のおかげですね)

海未「…不思議に思ってたんです」

海未「『この世界』では物覚えだけは良かった」

???『「目に焼き付ける能力」を持っていたんだ、不思議なことはないよ』

すると。

「海未」

海未「…?」

どこからか、懐かしい声が聞こえた。

???『…おっと、もうお出ましか。じゃあ言っておくべきことがあるね』

海未「…な、なんですか?」

???『君はこの能力を持っていれば、何時でも「この場所」を出入りできる』

???『この能力は「新しい女王」の能力だからね。「前時代の女王」の能力で創られたここの干渉は受けないんだ』

海未「そんな力が…」

???『あと、この中にいる人間と空間、そして意識は密接に関連している』

???『その証拠に、ほら。君の服も高校の制服に変わっているだろう?』

海未「先程気付きました。そういう理由があったんですね」

???『まぁ、今すぐここを出てもいいけど、「あの少女」に勝つためには「あの人」と「あの子」の協力が必要不可欠だ。だから、行く必要がある』

???『ほら、黙っててあげるから行ってきなよ』

海未「…はい」

海未の目の赤色はスッと引いた。

海未(と言っても何処に行けばいいのやら…)



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