海未「『ひとりぼっち』の、君となら」
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194: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 17:49:14.36 ID:L0ciGIt40
ことり母「…え?」





「『メカクシ完了』…やね」





突如空間が揺らめいたかと思うと、眼前に紫色のフードが現れた。

続けざまに表れた赤髪の少女の瞳が、ことりの母の双眸を捉える。

一つの言葉も残さずに、ことりの母は動きを止め、握っていたハサミを取り落とした。

希「…ふぅ。どうやら上手くいったみたいやね」

凛「どう?凛の演技力!すごいでしょ〜」

希「能力使ってたやろ…」

海未「向こうが宿主の身体を人質にするのは予測がついていましたから。相手を慢心させるためにも、凛の存在は必要でした」

まき「じゃあ、この人を縛って、アジトに連れて行けばいいんだよね」

海未「はい。身体の自由さえ奪えば危機は避けられるでしょう。あとは煮るなり焼くなりして『カゲロウデイズ』の情報を吐かせますよ!」

凛「…言っておくけど、身体は凛たちのお母さんのものだからね?」

海未「はい?解ってますよ。さてエリ。そのワイヤーで縛っちゃってください」

エリ「チカッ」

エリは海未の指示を受けて取り出した鉄ワイヤーで、ことりの母の身体をグルグルと巻き始める。

雪穂「これで亜里沙を…」

にこ「やっと、これで終わり…!」



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