海未「『ひとりぼっち』の、君となら」
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119: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:38:59.37 ID:L0ciGIt40
海未(私たちは七月下旬からインターネット等を使って情報を集めましたが、ことりの自殺や絵里の失踪についての情報は全くありませんでした)

海未(ニコも、身体の在処の心当たりが無い)

海未(次の方法として、ことりの妹たちと接触するため、ことりの家を調べましたが、ことりお母様以外が出入りしている様子は無かったです)

海未(そして、何の進展もないまま、8月15日は目前という状態になってしまったんです)

海未はキッチンから炭酸飲料とあんこパンを持ってきた。炭酸飲料を一口飲んでから、ニコと意見を交わす。

ニコ『やっぱりそれ食べるのね。てか合うの?それ』

海未「意外といけますよ?私が好きなだけかもしれませんけどね」

ニコ「は、はぁ…」

海未「…さて、今日はどうするんですか?」

ニコ『とりあえずまた外に出るしかないんじゃないの?』

海未はキャップを開けたままの炭酸飲料をキーボードの左に置いた。

海未「まぁそうでしょうねぇ…。インターネットに何の情報も無い以上、外出は不可欠です」

ニコ『でも今日は真夏日…昼は最高35℃だったってさ。もう夕方だけど、最近はあんたも疲れてる。ぶっ倒れちゃうかもしれないわよ?』

海未「そうですね…。流石に…」スッ

そう言いながら炭酸飲料の左にあるパンに、ノールックで手を伸ばす海未。

海未「倒れてしまうかもしれませんね…」コツン



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