81:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/16(木) 16:05:49.31 ID:1RkWeFQA0
紗夜「うーん……うぅ……」
友希那『やっぱりうなされてるわね……流石に可哀想だし、今の私に出来ることは……』
友希那(物に触れないからエアコンは冷房に出来ない……けど、そういえば今の私の近くは涼しいのよね)
友希那(これも仲間の為だし、少し添い寝をしてあげましょうか)
友希那『ちょっと失礼するわよ、紗夜』
友希那(一言断りを入れてから、眠っている紗夜に抱き着くように寝そべってみる)
紗夜「う、ん……」
友希那(……少し寝顔が穏やかになったわね。良かった、効果があって)
友希那(そのまましばらく、紗夜の寝顔を間近で観察する)
友希那(いつもはキリっと前を見据えている瞳も穏やかに閉じられている)
友希那(綺麗な長い睫毛、しっかり手入れがされているだろう艶のある長い髪)
友希那(付き合いはもうそれなりに長いけど、こんなに近くで紗夜の顔を見るのは初めてね)
友希那『綺麗ね……紗夜』
紗夜「すー……すー……」
友希那(先ほどまでうなされていたのが嘘のように、紗夜の寝息はゆっくりとした穏やかなものに変わっていた)
友希那(……特になんの考えもなく添い寝したけど、これ、いつまでやっていればいいのかしら)
友希那(まだ暖房はついたままだし……流石に日菜だってタイマーを設定するくらいの常識はあると信じたいけど……)
友希那『紗夜、離れても大丈夫?』
紗夜「んん……」
友希那(寝顔に尋ねてみるけど、少しグズるように紗夜は身をよじらせるだけだった)
友希那『まぁ……暖房が消えるくらいまではこのままでいましょうか』
友希那『いい夢を見なさい、紗夜』
紗夜「すー……すー……」
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