63:名無しNIPPER[sage]
2018/08/16(木) 03:31:33.71 ID:1RkWeFQA0
日菜「ん、これで最後だね」
千聖(そして、スケッチブックの最後のページに辿りついた)
日菜「うーん……なんか普通の絵だ」
千聖(確かに日菜ちゃんの言う通りだった)
千聖(窓から茜色の西日が射す部屋)
千聖(その光に照らされた勉強机とベッド)
千聖(光が射しこんできている場所以外は丁寧に黒く塗りつぶされていた)
麻弥「ひっ……」
千聖(でも、そのなんともない絵を見て、麻弥ちゃんが小さな悲鳴を上げる)
千聖「麻弥ちゃん? どうかしたの?」
麻弥「……こ、これ、この絵……」
イヴ「……?」
麻弥「はな、離れて見ると……」
千聖「離れて……?」
千聖(その言葉を不審に思い、私も麻弥ちゃんと同じくらいにまでスケッチブックから身を退く)
千聖(そしてもう一度、その絵に目を落とし、)
千聖「ひゃっ」
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