37:名無しNIPPER[sage]
2018/08/15(水) 12:22:25.25 ID:TejnHRCr0
巴「しっかし、この猫……」
蘭「にゃ?」
巴「なんか蘭に似てんな」
蘭(……また?)
ひまり「あ、それ私も思った! 目とかそっくりだよね!」
巴「ああ。ふてぶてしい目は蘭そのものだな」
ひまり「ねー!」
蘭「にゃー……」
蘭(モカもしていたその表現が納得いかず、抗議してみる)
巴「あっはっは、この不服そうな顔なんてもう蘭にしか見えねー!」
ひまり「どれどれ……あ、ほんとだ。ふふふ、かーわいい」
蘭(2人してあたしの顔を覗き込んで笑っている)
蘭(まったく……どうして不服そうな顔があたしそのものなのか)
ひまり「ねぇねぇ巴、私にも抱っこさせてよ〜」
巴「ん、アタシはいいけど……お前はいいか?」
蘭「……にゃ」
ひまり「ふ、ふふ……蘭だったらこれ、『別に』って言ってそう……」
巴「っくく、そうだな。こいつの許可も得たし、ほら」
ひまり「はーい、おいでー猫ちゃーん」
蘭(巴は笑いを押し殺しながら、あたしをひまりに手渡す)
蘭(そしてさっきの疲れた顔と打って変わって輝かんばかりの笑顔を浮かべたひまりは胸にあたしを抱く)
ひまり「うわー、もっふもふだね〜」
巴「な。こんだけ毛並みが良いってことは飼い猫か?」
ひまり「首輪はしてないみたいだけど……でもお利口さんみたいだし、そうかもね」
ひまり「でもダメだぞー? 人のものを勝手に持っていったら。まぁ今日はいい運動になったし許してあげるけど!」
蘭「……なー」
ひまり「あはは、やっぱり猫って可愛いなぁ」
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