146:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/19(日) 13:22:27.51 ID:L7rMXKsm0
「たられば?」
「そう。もしも自分が生まれ変われるならどうなりたい?」
「ベンケー殿、藪から棒にどうした」
「昨日テレビでそんな番組があったのよ」
「生まれ変われるならっすか……」
「それなら私、定時じゃなくて普通の時間に学校に通いたいな。豹変するクラベン系有咲ちゃん、生で見てみたいよ」
「残念、今は別にそんなでもないから」
「……そうかなぁ」
「かすみん? あんたも人のことあんま言えないからね?」
「ま、前よりはマシになった……と思うから……」
「でも確かに1人だけ違う時間って寂しいっすよね。自分にはその気持ちがよく分かるっす」
「うさぎ殿だけクラスが離れ離れだもんな」
「っす。毎朝寂しいっす……」
「だからって今生の別れみたいなこと毎朝やらないでよ……」
「ベンケー殿は薄情者だ」
「うるさいエセニンジャ」
「あはは、やっぱり楽しそう。もしも生まれ変われるなら、やっぱり私もみんなと同じクラスで同じ時間に授業が受けたいな」
「うん。わたしも沙綾ちゃんと一緒に勉強したいな」
「そしたら机のやり取りじゃなくて、普通に香澄ちゃんに声かけるよ」
「うんっ。また初めての友達になってね」
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